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銀座の高速道路網の再編加速
首都高C1の「日本橋区間地下化」事業に伴うC1のルート変更や、再開発の一環として首都高速道路と東京高速道路は2025年2月14日に首都高八重洲線の長期閉鎖および「KK線」の廃止日を発表しました。
2025年4月5日20時KK線廃止
KK線(東京高速道路)は2025年4月5日(土)20時に廃止、また、それにつながる首都高八重洲線は10年間の通行止めとなります。
ただし、KK線のうち東銀座出口だけは首都高C1都市環状線の出口としてのみ機能します。
KK線と首都高八重洲線は、C1の迂回路の機能を担っていましたが、首都高速道路によると、この廃止によって「現時点では一般道に大きな渋滞は発生しないと見込んでいます」とのこと。
ただ宝町出口や霞が関出口など、廃止出入口の受け皿になるような場所で交通が集中した場合は渋滞が発生する可能性があるとしています。
これについては交通状況を注視して対応を行っていくということです。
首都高から東京駅へのアクセスもできなくなる
今回の長期閉鎖および廃止に伴い銀座周辺の6つの出入り口も同様となりますので、首都高から実質東京駅へ直接アクセスできる八重洲地下駐車場へのアクセスもできなくなります。
KK線は歩行者中心公共的空間へ
今回のKK線の廃止によりその跡地は自動車専用道路から歩行者中心の公共的空間に生まれ変わるとのことです。
なお、4月18日から19日にかけては、KK線の約60年の歴史を振り返る「クロージングセレモニー」も実施される予定です。
新京橋連結路は2035年開通見込み
2035年に「新京橋連結路」が完成し首都高八重洲線とつながる見込みです。
(それに伴い今回の長期閉鎖で首都高八重洲線はトンネルの拡幅や造り替え工事を実施予定)
長年東京中心の交通網としての役割を果たしてきたKK線や首都高八重洲線、配送などの人は活用しているシーンも多かったのではないでしょうか?
今回の廃止および長期通行止めで新たな配送ルートを今のうちから検証していくことをお勧めします。