8月もお盆休みが明け、もう下旬に差し掛かってきました。
まだまだ酷暑は収まりませんが、これからの季節暑さとともに気にすることがあります。
それは台風です。
台風は自信と並んで日本で起きる自然災害の代表格といえます。
配送・運送・物流企業にとっては道路を使う関係上台風の問題は避けては通れません。
目次
台風シーズンは8月後半から本格化
日本では台風シーズンといわれている季節があります。
具体的には7月~10月が台風シーズンに当たると言われています。
実際、気象庁の発表によると、1991年から2020年までの30年間で、特に8月・9月は台風の発生・接近・上陸ともに最も多い期間となります。
(参考URL:気象庁「台風の発生、接近、上陸、経路」)
これからの季節はしっかり企業として対策を取っていくことが大切になります。
企業ができる台風対策
では企業ができる台風対策とはどのようなものがあるのでしょうか?
スタッフへの運転注意喚起
台風による事故を避けるためにはこれが一番大きなポイントともいえます。
台風の時の運転には以下に特に注意が必要です。
●スピード
当たり前のことではありますが、スピードには通常よりも注意するようにしましょう。
特に高速道路を走るときは注意が必要です。
台風の時は雨で地面が濡れていることはもちろんのこと、急な突風などが起きたりぬれた路面でブレーキの制動距離が伸びたり、操作不能になる「ハイドロプレーニング現象」が起きるため非常に危険です。
●運転注意ポイントは特に注意
台風時、以下のポイントはそれまでとは違った視界や風の流れなどが起きます。
・トンネルの出入り口
・橋の上
・海岸沿い
何よりもいつも通りではなくいつも以上に注意を心がけるようスタッフの方には伝えましょう。
台風の最新情報を周知
企業として、台風の最新情報には常に気を配り、そしてその情報をできるだけリアルタイムでスタッフに共有するようにしましょう。
情報があれば現場のスタッフの皆さんも一般道への迂回など臨機応変に対応が可能になります。
荷主・配送先との相談/情報共有
荷主や配送先の担当者とはできるだけ事前に相談し、積み込みや配送の日程を前倒しにしたり、スケジュールの遅延の可能性を伝えるなど、事前に対策を講じておきましょう。
事前に相談しておくことによって、安全かつスムーズに荷物を送り届けることができます。
また、台風の影響が出始めた時などには適宜連絡・情報共有をすることで到着遅れに対しても対応が可能になったり、理解を得ることができます。
まとめ
これからの季節、酷暑ともいえる残暑とあわせて台風の影響が出てきます。
企業として、できるだけ事前に取れうる施策をとっておきましょう。