物流・配送業界はもちろんトラックを運転するドライバーの皆さんは運転のプロです。
一般のドライバーに比べて高速道路や国道をはじめ、それ以外の一般道にも詳しいことは間違いありません。
ただ、予想していても事故や渋滞など様々な状況を把握するのはいくらプロといえども難しいものです。
目次
カーナビが普及したものの
そんな状況や悩みを解決するために登場した「カーナビ」。
今やほとんどの一般車には普及しています。
ただ、意外なことにトラックの装備としてはそれほど普及していないのです。
なぜトラックには普及しないのか!?
トラックに装備として普及していないカーナビ。
その理由は
・トラックは走行距離が多いためコスト面から装備優先になる
・車両寸法が大きい
・24V使用者などがあり一般のカーナビとの規格差
など様々な理由から普及しなかったようです。
トラックドライバーに今、スマホアプリ利用者が急増中
今トラックドライバーの間でカーナビアプリ利用者が急増しています。
デバイスがスマホなので新たなイニシャルコストがかからず、アプリは月額数百円のサブスク方式でもランニングコストが低く抑えられることに加え、トラックドライバーという仕事の特性上、一人で車を運転するがゆえに音楽などはスマホから流すなどの習慣も影響しています。
また、スマホアプリなのでデータはクラウド方式のため、常時、最新の情報が手に入れられるのも人気の理由のようです。
最近ではトラック仕様のアプリも
また、最近ではトラック仕様のナビアプリ(アプリのバージョン)なども登場しています。
トラック仕様のナビアプリが持つ特徴は、設定している車両寸法などに対応してナビ道順・駐車場などをナビゲーションすることが可能になります。
たとえば、道路の幅員だけではなく交差点の角度やトラック専用駐車場があるかどうかを考慮して、車両の転回が可能か否かということを判断して案内してくれるということです。
また、安全運行支援として、走行予定ルートの幅員・高さなどの制限や曲がりにくい角度の情報を、事前にアイコンや音声で知らせる機能もあるようです。
ドライバーは口コミ機能も重宝している
また、人気の最大の要因というのが「口コミ」機能です。
他のドライバーからのSA/PAの混雑情報やトラックステーションの状況など、普通のナビには掲載されない情報が随時更新され、これが重宝されているようです。
まとめ
今回は最近トラックドライバーで話題の携帯ナビアプリの進化について記載しました。
最新のIT技術を導入することで、働いているドライバーの配送時間・業務負担の経験につながる可能性もあり、2024年問題の解決の一助になりえます。
是非、御社内での活用状況を確かめてみるのはいかがでしょうか?